2013年7月15日月曜日

South Island②


二日目行きます。

この日は8:30amのバスで念願のLake Tekapoに向かう。

今回の、というよりはNZに来て一番行きたかった場所がここテカポ。
ここは人口300人程度の小さい町。
ただここの星空が半端ない。

周りを2000m級の山に囲まれていてNZで一番の晴天率を誇る。
そのため国内最大の天体望遠鏡が町近くのmt.Johnの山頂に設置してある。
反射鏡の直径が1.8mという大抵の日本人男性の身長より大きいお高いやつ。
その他に4つ。全部で5つの天体望遠鏡が設置してある。
日本でも最近有名になってきている世界随一のスターゲイジングスポット!

とにかく星がやばいらしい。


そしていざチェックアウトしてバス停に向かう!
まだ外はけっこう暗くて天気がわからんだんやけど
チェックアウトの時にさらっと
「今日は雨だよ〜寒いね〜」
と言われ、

「えっ。。。。。」

てなる。

小雨ではあったけど夏に比べて、冬は雨の確率が高いのがNZ。
とにかく行くしかないのでバスに乗り込む。
もうすでにちょっと憂鬱。

NZは風が強いのもあるのか、天気がコロコロかわるでもうそこに懸けるしかない。
案の定、天気は「雨時々曇り、たまに晴れ」。
クラチャを出発して町を抜け、住宅街を外れて行くと徐々に晴れの時間が増えてきた。

そして


すぱーーーーーんと晴れました!
むしろ日差しで車内、暑かったです!

NZは町が小さくて、町と町の間にはほんとに何もなくてずっとこんな景色。
あるのはほぼ牧場。日本では動物園にいるアルパカもその辺にいる不思議。

バスに揺られて3時間半



Lake Tekapoに到着!
天気も完璧です!

着いたばかりやけど、すぐにmt.johnのトレッキングに向かいます!
今は12時。片道約2時間の道のりなので、のんびりしてると帰りが暗くなってしまう。
(もう5時頃には結構暗くなるので。。)
標高1000mと聞いて気合い入ってたけど、テカポの村の標高が700mらしい笑

トレッキング開始!
この日のために持ってきたと言っても過言でもないマウンテンライト!
(実は入国して初めて履きました。。。)


行きはちょっとなだらかなコース。
2日前に結構雪が降ったみたいでまだ残ってる。
そしてたまにぬかるんでる!スニーカーじゃなくて良かった!

登りつつ終始振り返っては見てしまう景色。



綺麗に空を反射してる。
どんだけ見ても飽きない。
どんだけ写真撮っても撮り足りない。
けど、写真の整理が大変でした。。

中腹までくると山の向こう側の南アルプスも見えました!



「何も言えねぇ。」

でした。

ここまで来ると距離感が良くわからんくなってくる。
湖の反対側は何もなくだだっ広くて、地球じゃないみたい。
雪なかったら火星ってこんな感じかな〜

この辺から山も少し変わります。

歩いてくとたまに動物園の臭いがする。

良く周りを見てみるとあちこちにこれが散らばってた!


みんな小学校くらいの時見たことがあるはず!
うさぎのふん。

巣もあちこちに。


この辺りから山道も急になってきて何気に結構しんどい。
すれ違う人たちと交わす笑顔の「Hi!」にも曇りが出てくる。。。

木がほとんどないので先が見えすぎて、

「まだか。。」

登り切った〜!と思ったあとの

「ま、まだあったんか。。。」

登るにつれて増えて行くいく疲労とうさぎの糞。(これ本当)

そしてついに登頂〜!

スタートしたテカポの町も、、、そんなに遠くないか笑
でもこの盆地をぐるっと一周見渡せるのはなかなか気持ちのいいものでした。

ここで軽くサンドイッチを食べてコーヒーブレイク。

疲れてただ撮っただけですみません。
しかも日差し良すぎで暑くて、たいしてブレイク出来ませんでした!

下りは近道コースで時間短縮することに。

ただ、、、、



雪溶けてない上に、急な山道。しかも柵なし。
もちろん3回くらい滑りました。。
もしこの時期行く人は帰りものんびりコースをお勧めします。。
その代わり、ものすごい早さでおりれました。

そしてこの日泊まるバックパッカーズにチェックイン



その頃には夕日が差し出したlake tekapoが


また少し違う顔が見れました。

これで終わりそうですがこの日はまだ続きます。
これから本番の夜です。


8:30pmにシャトルバスで昼に登ったmtjohnへ!

と思ったらバスの集合場所で見上げた夜空にははっきりとした天の川が!
肉眼でも余裕で見れる白いモヤモヤした星雲。

日本では「天に流れる川のようだ」と天の川
西洋では「夜空に牛乳こぼしたみたいだ」とミルキーウェイ
中国では「あれは銀河です」と銀河(インハ)
・・・・・

日本人ってロマンチックね


今回はEARTH&SKYっていう会社のツアーに参加したんやけど
内容はmt johnにある5つの天体望遠鏡のうちの一つを使って実際に星を見てみること。
そしてそれをまた肉眼で探すこと。
そして山頂でホットチョコレートを飲むこと。(おまけ)


さて、山頂に登る前に南極で使われている分厚いジャケットと赤い光の携帯ライトを配られます。
「これでもかっていうくらい寒さ対策してきて」って言われたので
ヒートテック+フリース+ニット+ダウンに南極のジャケットで挑みました。
赤いライトは、星の光が白色なので車のライトとか同じ白い光はお互いを打ち消し合って
星が見づらくなるかららしい。

実際テカポの家、街頭には白い光が使われていない。
更には全部下向きで上には傘が付いてる。
それくらい町をあげてテカポの星空を守っている。
もちろんバスで山頂目指すときも途中から白いライトを消して真っ暗な中、小さい下向きの黄色いライトと
道の端にある反射板を頼りに登ります。


そんな説明を聞きながら山頂に到着して、外に出ると
そこは−3.6度(+風)の世界。
それだけ着込んでも末端からどんどん冷えてきました。。
上半身はさすが南極ジャケット!平気。

さっそく望遠鏡で星を観測!
この日見たのはまず木星。
正直言って嘘っぽかったです笑
なんかシール貼ったような感じで可愛い。
でも本当にそうみたいで結構明るい。
これをいつも最初に見てもらうらしいんやけど、なんでかっていうと
みんな知っててウケがいいからだそうで笑

次に見たのがオメガ星団。
そしてタランチュラ星雲。
この二つは、この日肉眼でも確認出来た白いモヤモヤのひとつ。
この後外でレーザーポインターを使って直接星空を案内してくれる。
本当にモヤモヤにしか見えやんのやけど、
タランチュラ星雲は望遠鏡で見ると本当にクモの足っぽい形がなんとなーく見える気がする。
すごーい遠くの星の集まりなので光は小さく、それが集まってモヤみたいに見えるんだそう。

でもなにより驚きなのは、望遠鏡で星を見る時、もちろん星の場所を合わせないといけない。
望遠鏡を使うと大きく見えすぎて探せないので、まずは肉眼で探す。
望遠鏡と同じ視点であたりをつける。
つまり、どこに何があるのか、あのたくさん写りすぎてる星の中から肉眼で探してるってこと。
すごすぎます、お兄さん。
本人曰く、暗い中星を探しすぎて目が良くなるらしいです。

そしてもうひとつのイベントとしてプロのアストロフォトグラファーのマキさん(日本人)に
自分のカメラを渡すと星空の写真を撮ってくれるサービスも!
こないだまで新宿のコニカミノルタで開催していたテカポ展にも出店していたようです。
その写真がこちら



これより見えてたと思う。
それくらいはっきり星が見えてました。

一枚目の写真にはほぼ北半球では見られない南十字星も写ってます。
説明が難しいので会った時に教えますね〜
ちなみに近くにニセ南十字星もあります。

この日もすごく素敵な時間が過ごせました。
本当いつまで見てても飽きないけど、さすがに寒すぎて帰って寝ました笑

この星空は一生忘れないと思います。
もしNZに来たなら、ここはぜったい抑えて欲しい場所です。


はー頑張った!続く。

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